今回はメトロノーム のいかに大切なのか理解するために、色んな拍子の曲について話して行きたいと思います。
普段聴いているあの曲は何拍子の曲なのか、ぜひ考えて見てくださいね!
拍子とは?
改めて考えると、「そもそも拍子ってなんだっけ?」と思うかもしれません。
拍子というのは、簡単に言うと手拍子です!
…ちょっと簡単に言いすぎたかもしれません笑
4分の4拍子、4分の3拍子など聞き覚えがありませんか?
楽譜で書くと、こうです。
どうでしょう、見覚えありませんか?
これを拍子記号と言って、1小節の中に何音符が何個入るのかを表す記号です。
分母の数字・・・何音符かを表す
分子の数字・・・何個入るのかを表す
これを当てはめてみると、
左の画像は、1小節の中に四分音符(♩)が4個入る
右の画像は、1小節の中に四分音符(♩)が3個入る
ということを表していますね。
今回は実際にどんな曲でどんな拍子が使われているか、調べてみようと思います!
4分の4拍子
4分の4拍子の曲は非常に多いので、どの曲をピックアップするかとても迷いました笑
米津玄師さんの「Lemon」は有名なので知っている方は多いと思います。
ちなみにテンポは♩=87です。
4分の4拍子はどんな雰囲気の曲でも使いやすい拍子です。ですので大体の歌モノはこの拍子ですね。
また、手拍子がしやすいので音楽ライブだとお客さんが盛り上がりやすいのが特徴です。
4分の3拍子
1、2、3、1、2、3と数えるとちゃんと3拍子であることがわかりますね。
日本人はあまり3拍子に馴染みがないので、リズムを取るのが難しい傾向にあります。
3拍子の「ワルツ」という舞曲は、昔からある踊りのことで、このイメージを持つ人も多いのではないでしょうか?
クラッシックだとチャイコフスキーの「花のワルツ」など有名ですね。
短調のちょっと暗いワルツもあります!お洒落で不思議な世界観が表現されていますね。
ちなみに、4分の3拍子の曲を聴くとリラックス効果があると言われています。
ぜひ心落ち着かせたいときに聴いてみてください!
8分の6拍子
手拍子すると、1、2、1、2と叩きたくなると思います。
そのリズム感はあっていますが、2分の2拍子ではないんです!
より細かくリズムを感じてみると1、2、3、1、2、3と3つの塊を感じることはできるでしょうか?
実はそれは、6つの8分音符を感じているんです!
メトロノームを使って演奏するときは、2拍で打つようにするとわかりやすいですね。
例えば、back numberの「瞬き」なら、テンポは♩=80です。
椎名林檎さんの罪と罰も8分の6拍子です。
8分の6拍子は、クラッシックに多いイメージがありますが(少なくとも筆者は)、以外とPOPSでも使用されています。
もし4拍子に飽きてきたら、8分の6拍子のノリ感を極めるのも面白いと思います!
4分の5拍子
文字だけ見ると「4分音符が5つってリズムとりにくそう…」と思うかもしれませんが、聴いて見ると案外ノリやすいのです。
ですが、5拍子の歌モノはとても少ないです。
インスト(オフボーカル曲のこと)の方が、臨場感を出したいときにや、ここぞという場面で使うと印象的になるので、向いているでしょう。
スパイ大作戦は、テレビなどで一度は耳にしたことがあると思います。
印象的なノリ感と程よいスリル感が物語とマッチしていますよね。
メトロノームについて
ここでは、拍を正確にとることのできる商品、「メトロノーム」について触れていきます。
今まで紹介してきた拍子は、実際演奏するとなると結構難しいです。
そこで、オススメしたいのがメトロノームの使用です!
何もなしで演奏の練習をしている方はいませんか?
それ、実はよくないんです!
自分の気づかないうちにテンポがだんだんずれてきて、ノリ感が変わってしまうからです。
電子メトロノームは、コンパクトなので持ち運びやすく、どこでも気軽に使えて便利です。
一般的なメトロノームは振り子が一目で見やすいので、複数人で演奏する場合などに向いています。
私はどちらも使用しましたが、時と場合に応じて使い分けているので、皆さんも自分に向いている方を選択してみてください。
※スマホアプリにも、無料のメトロノームアプリがありますが、テンポがずれてしまうことが多々あるので、できれば専用のものを購入することを進めます。
まとめ
いかがでしたか?
たくさんの曲を聴いてみましたが、今日紹介した拍子が全てじゃありません!
世の中には、もっと複雑な拍子の曲が存在します。
今回は日本の歌モノをメインで紹介しましたが、ぜひもっとたくさんの音楽のジャンルに触れてみてください!