音楽をしていてこんなことを思ったことがありませんか?
『楽譜通り演奏する側から楽譜を作成する側になりたい!』
『最近のお気に入りの曲があるからちょっと自分で演奏して見たい!』
そんな方に耳コピがスムーズに行えるコツを教えて行きます!ぜひご覧ください。
※歌モノの曲は比較的耳コピしやすいので、今回は歌モノ中心に解説して行きます。

メロディを完璧に歌えるようにする
歌うことは一見、耳コピが上手くなることと関係ないように思えますが、実は歌えるか歌えないかが耳コピ上達の鍵となっているのです。
うろ覚えだったり、覚えていなかったりすると、上手く音に置き換えられなくなってしまいます。逆に完璧に歌えるようになれば、歌いながら一音一音音程を確認することができるようになります。
繰り返し曲に合わせて歌う練習をして見ましょう。
テンポの速い曲やリズムが複雑な曲は、テンポを落として正確に歌うことを心がけましょう。
メロディの音の大まかな音域を理解する
はじめは、ピンポイントでこの音だ!と当てることは非常に難しいと思います。
ですので、初めのうちは、慣れるまで大体の音域を見つけてみましょう。
▼男性の一般的な音域

▼女性の一般的な音域

丸がついているところがそれぞれの一般的な音域になります。矢印の部分が中心のド(C3)です。
この音域を6つのブロックに分けて「大体この辺かな?」と思う音域のブロックを見つけてみましょう。
間違っていても大丈夫です。耳コピを続けていくうちに、どのブロックにある音なのかわかるようになり、さらに慣れてくるとピンポイントで音を当てられるようになります!
めげずに繰り返し曲を歌ったり聴いたりして、音を探していきましょう。
ちなみに、目を瞑って音楽を聴くと、耳に集中力が集まるので耳コピしやすくなります。ぜひやって見てください!
何キーの曲かを理解する
キー(key)というのは、音楽を作る上で基準となる音階のことです。
例えば、「ドレミファソラシド」もキーの種類のひとつです。
この「ドレミファソラシド」のことをハ長調、Cメジャー、Cdurなどの呼び方がありますが、何かしら聞き覚えのある呼び方があるのではないでしょうか?
よく楽譜の小節の始めにシャープやフラットが何個か記載されている場合があると思います。それはキーの種類を表しています。(下画像のキーは変イ長調又はヘ短調)

キーをメロディの音程から導き出すことができたら、スムーズに耳コピが進みます。
ベースの音に耳を澄ます
ベースの音は基本、曲の中でいちばん低い音を鳴らします。
このベース音は曲の要となる役割をしていて、とても大切な存在です。もしこの音がなかったら、どこか地に足が着いていない曲になってしまいます。
メロディの音がとれたら、次はベースの音を耳コピしていきましょう。
盛り上がるような曲調だと、ベースの音が聴きにくいですが、耳に集中して何度も聴いてみてください。もちろん、キーの中の音から探すと早く見つかります。
難しくて聴き取れなそうでしたら、これかな?とピアノの低音を弾きながら聴いてみるのも手です。チャレンジして見てください!
まとめ
・メロディを完璧に歌えるようにする ・メロディの大まかな音域を理解する ・メロディを元に曲のキーを見つける ・ベースの音を聴きとる
いかがでしょうか?
耳コピははじめのうちは、音を聴き分けることに苦戦するとは思いますが、継続していくと、耳に入ってくる音楽の音名がすぐ分かるようになりますよ!
ぜひ挑戦してみてください!