今回は簡単に誰でもアカペラアレンジの楽譜の作れる方法をご紹介します。
でも、その前に1つ!
今から紹介するのは簡単にできる方法で、音楽の知識が身につくこととはまた別なのでそこはご了承ください。

musescoreで楽譜を作ろう
musescoreはフリー楽譜作成ソフトのことです。
操作の簡単で、初心者でも覚えやすいのですぐ使いこなせますよ。
このソフトを使えばアカペラに限らず、色んな楽譜に活用できるので是非使ってみてください!
メロディの耳コピ
まず、曲全体の雰囲気を掴むためにメロディを1番最初に楽譜に書き込んでいきましょう。
耳コピが難しかったら、既存の楽譜からメロディを持ってくるのもありだと思います。
耳コピのコツは下の記事で紹介しているので是非!
コード(和音)を決める
コードを決めると言っても、音楽理論を知らないとものすごく難しいですよね、、
そこで、誰でも簡単にコードを知ることができるサイトを紹介します!
U-FRET
U-FRETは主にギターを弾き語りする人向けのコード譜のサイトなのですが、アカペラ譜を作成する際にもとても便利です!
多くの楽曲のコード譜が無料で見放題なので、曲を検索してすぐにコードの確認ができます。
1つ注意として、それぞれ楽曲は最初、ギター用のために1番弾きやすいキー(簡単弾き)に表示されるので、必ずキーのチェックをしてください。
引用:U-FRET
リズムを決める
次にリズムをつけていきます。
原曲をよく聴いて楽器の動きがどんな感じなのか理解していくとうまくいきます。
歌なしのカラオケバージョンを聴くとさらに良いです。
ここでは、大まかなリズム決めのコツを紹介します。
しんみりさせたいときは全音符や2分音符を使う

あまり盛り上がらずに静かにしたいときは全音符や2分音符を多用すると雰囲気が出せます。
また、サビに近付くにつれて音符を細かく刻むとだんだん盛り上がっていきます。
休符も忘れずに!

初心者がたまにやってしまうのが、休符を全く使わないことです。
アカペラの場合は、ブレス(息継ぎ)をしないといけないのでしっかりブレスしつつ、休符を使いこなしていけるようにしましょう。
ワンポイントアドバイスとして、休符はメリハリをつける役割を持つので、ここだ!というところで一瞬全てのパートを休みにすると結構緊張感のあるアレンジができますよ!
困ったときはハモらせる

この方法は特にサビで活用できます。
アカペラの1番の見所って綺麗なハーモニーだと思うんです。
なので、1番の盛り上がるところでリード(メロディ)との綺麗なハモリが決まったらもう最高ですよね!
是非活用してみてください!
音程を決める
音程は、コードの音から決めることができます。
コツは、あまり高低差のない動きにすることです。

例えばこの楽譜だとそれぞれ2分音符の高低差が少なく、スッキリしていますよね。
こうすることで、歌いやすくかつ心地の良い安心する音の響きになるので心がけましょう。
逆に、不安定さを出したかったり、急速に盛り上げたい時などは高低差を出した方が効果が出ると思います。(ちょっと歌いにくくなってしまいますが、、)
スキャットを決める
スキャットというのは、主にコーラスが歌詞以外の音の歌うときの発音のことです。
簡単にいうと「ah」「uh」などのことです!
同じリズムでもスキャットが違うだけで全く異なる印象を持つことができるので、とても重要ですね。
静かに聴かせたいなら母音は「う」
「う」の発音は口が窄まるので、繊細な音の響きになります。
また、ハモリやすいのでアカペラに慣れていないときは多く活用すると完成度が上がると思いますよ。
盛り上がってきたなら母音は「あ」「お」
どちらかというと「お」より「あ」の発音の方が盛り上がります。
私がよくやるやり方としては、サビ前で「wow」の発音を使い、サビでは「ah」をフル活用する、といった形です。
口の広がりがだんだん大きくなるので、強弱をあまり意識しなくても自然と声量が大きくなるのでいいですよ!
一味変えたいときは「tu」「du」「lu」「pa」
何かもうちょっと変化が欲しいと思ったなら、子音を変えてみることをおすすめします。
よく原曲を聴きながらイメージ通りの子音を見つけてみましょう。
例えば、ギターの強い音が聴こえたなら濁りのある「du」の発音、トランペットなどの破裂音が聴こえたなら弾ける感じの「pa」を使う。
こうすることで、より曲の雰囲気が表現できます。
まとめ
どうでしたか?
アカペラは楽器を使わずに気軽にできる素敵な音楽の1つです。
ぜひ楽譜作りも難しいとは思わずに、チャレンジしてみてください♩